【自民党パーティー券裏金疑惑②】3つの根本的解決策とは?の復習

政治

チケットのノルマは厳しい。若手で数十枚、閣僚経験者は数百人のノルマだ。払い方も厳しい。ノルマの達成額を期日までに振り込まなければならない。つまりノルマを達成しなかったら、自腹で払う必要がある。これが達成できなくて派閥を抜けるものもいる。

もしパーティー券を沢山売れる事ができれば、無名議員でも一目置かれる。売上実績に応じて、比例代表の上位に記載してもらえる。ノルマ200万の所、1000万円売上を上げたら、800万がキックバックされて帰ってくる。これはもちろん裏金だ。

安部派は売上とキックバックまでリスト化して把握していた。その他の派閥も裏金を作り出していたが、安倍派は額が大きい。2018年から2021年で、安倍派は1900万円、二階派は950万円、茂木派は600万円、麻生派は400万円、岸田派は200万円とも言われている。今回特捜は安部派を狙ううちするようだ。

三頭政治のバランスも変わる。安倍派が弱まり、麻生派が強まると言われている。

自民党は、「ミスの記載訂正」レベルで幕引きを図ろうとしている。

根本問題は、政治資金の流れを公的にチェックする機関が無い。これをチェックする機関の設立が必要だ。

また、資金元も一本化する必要がある。政党交付金と企業献金の資金源を一元化するべきだ。今は政党交付金だけのはずだが、政治資金規正法がザル法の為、パーティー券を通じた企業献金も行っている。自民党は国民を完全にバカにしている。これに対して、我々国民はもっと怒らなければいけない。

資金の使い方は徹底的に透明化を図るべきだ。国も組織も適切なガバナンスを実現しなければならない。権力は必ず暴走する。それを押さえるのが、法や仕組み等で、実現する自己統治機能だろう。良い仕組みの寿命は人間の寿命のより永い。国も組織も長く正しく機能し続ける、適切なガバナンスを実現すべきだ。




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