21世紀の技術進化は、人間をどうかえるのか

AI

昔の人は沢山の事を知らなければいけなかった。食物の収集、鹿と戦う方法、ライオンから逃げる方法、衣服の作り方など。

対照的に現代では、小さな専門的な事だけを知っていればよい。音声エンジニアやスーパーでのレジ打ち作業(これももはや消えつつある仕事になっているが)等だ。生きていく為に全てを知っている必要がない。私は自分の服が具体的にどのように作られたか分からない。専門的な事を知ってそれにより稼いで、必要なものはその稼いだ金で買うだけで生きていける。我々はこの巨大なネットワークに生きる小さな蟻のようなものである。このネットワークからぬけたら、もはや生きていけない。一人で自給自足できる人間は、いない。

この人間が生きているネットワークが、今まで以上に強固に繋がる。人は他人が何を考え、何を感じているかは分からない。しかし、今はセンサーで体の内部のデータがこれまで以上に取得できるようになった。心拍数はもちろん、睡眠中の状態もセンサーで取得する事も出来る。そのデータはインターネットでコンピューターに収集される。体の状態がリアルタイムにデータとして取得されるなら、コンピューターは私以上に私の事をよく理解するだろう。

これは具体的に起きている。例えば、出会い系アプリで知り合う男女は多い。登録者は自分のデータを出来るだけ詳細にアプリに登録する。基本属性以上に日々の活動も登録する。コンピューターのアルゴリズムによって、自分にとって最適な相手が候補として推薦される。自分以上にコンピューターは自分をよく理解して、その自分に合う人を探してくれる。自分でビビッと来る人を探すより、アルゴリズムがより上手に自分に合う相手を探してくれる。

大昔は大事なものは土地だった。誰が土地を所有しているのかが重要だった。産業革命以降、土地の所有の重要性は下がり、代わりに機械や工場を所有している事の重要性が上がった。21世紀はデータが重要だ。現代で支配的地位を得るには、データを手に入れる必要がある。今、世界を支配しているのは巨大テック企業だ。彼らは地球上のあらゆるデータを収集している。

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