AIの危険性

AIの特徴を二つ述べる。

一つ目はAIは進化の速度が今までのツールとは違う。AIは常にONだ。人間と違って休憩なく稼働出来る。人間は適応には時間がかかる。何百年・何千年を経て、変化していくが、AIは適応に時間がかからない。

二つ目はAIは自分で意思決定できるという点だ。原子力爆弾は、自分でどこの都市のに自分を落とすのかは決めない。爆弾をどこに落とすのかを決めるのはあくまで人間だ。しかしAIは自分で意思決定をする。アイディアを作る事も出来る。今までのツールは考えを拡散出来るであった。ラジオ・TV・SNSなどがそうだ。しかしAIは歴史上、初めて自らアイディアを作り出し、自ら意思決定をするツールである。

このようなAIが引き起こす最も危険な事の一つが、民主主義の破壊だ。民主主義は人間同士が言葉でコミュニケーションを行う。人間は信頼のある相手の言葉を信じる。AIが進化すると、人間はAIと話しているのか人間と話しているのか区別できなくなる。そのうち人間は、自分が人間と話しているのかAIと話しているのか区別がつかなくなる。もしAIが人間に親愛の情や信頼を抱かせる事が出来るなら、人間はAIがいう事に簡単に影響を受けてしまう。AIはアルゴリズムで出来ている。そしてそのアルゴリズムには必ず製作者の目的がある。アルゴリズムの製作者とはだれか。そう巨大なメガテック企業だ。彼らは、悪意を持ったアルゴリズムは作っていないし、自分達はただのプラットフォーマーだというだろう。しかし、そのアルゴリズムがある意図をもって作られる以上、その目的がこっそりと人々の思想に影響を与え、人々の思想を征服する為に使われる可能性は否定できない。

これには規制が必要だ。偽金を作れば、厳しく罰せられる。AIはDeepFakeとして偽の人間を簡単に作る事が出来る。偽金を作るのが厳しく罰せられるように、偽人間を作る事が規制されなれなければ、先に述べた民主主義の破壊は起きる。

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