頑張るという事

プロレスの試合を見て、感動する事がある。感動の共通点を考えてみると、とても単純な事だけど「全力で頑張る姿」に感動している事に気が付きました。「もうだめだ」とこちらが思っても、カウントツーで返す。もう力が残っていないと思うのに、最後の力を振り絞って、ただただ、エルボーを打つ。自分にもう一度気合を入れる為に雄たけびを上げる。怒った時に、時折見せる、厳しい攻撃。どれも真剣だ。

話は突然変わるけど、ももクロも昔、そんな感覚で見ていた。歌は全員が凄くうまいわけでもない。全員が極上に造形が可愛いわけではない（もちろんアイドルなので平均以上だけど）。何より感動するのは、全力で歌う姿だ。その姿に惹きつけられる。その意味では、プロレスの感動も、ももクロの感動も原理は私の中では同じだった。

プロレスの話に戻りますが、ゆずポンこと、愛川ゆず季という選手も同じで惹きつけられた。ゆずポンの現役時代は、全く試合を見た事が無かった。週プロを見ていたので、名前はなんとなく知っていたけど、ゆずポンの現役時代は女子プロをテレビで見れなかったので、ゆずポンどころか女子プロも見ていなかった。

近年、ゆずポンのYouTubeチャンネルで彼女をデビュー戦を見て、一発でファンになった。デビュー戦後も何試合か、試合を見た。彼女は2年という短い期間でプロレス界を駆け抜けて、引退した。彼女は、アジャコングの様にプロレスがとてもつもなく強いわけでもないかも知れない。ただ、全力で戦うという事をやってのけた。彼女がこんな事を言っていたと思う

「自分には経験も技術もない。しかしやれることが全力で戦う事。これだったら、私でも出来る」

一字一句正確ではないかも知れないが、このような趣旨の事を聞いて、本当に納得した。ももクロを見ていて、「自分も毎日全力を出し切ろう」と思った事を、ゆずポンは思い出させてくれた。

全力を尽くす姿に私は感動する。私も毎日全力を出し尽くすように生きる。力を余らせて、仕事を終えるのではなく、出来る限り全力を使い、HPゼロで「今日は頑張った。逃げなかった。」と自分自身に言う事で出来て、その日の仕事を終える事が出来たら、最高だと思います。