日本の一人当たりGDP

人口

日本の一人当たりGDPが停滞している。IMFのデータを使った世界経済のネタ帳の資料によると、1990年に400万円になったが、その後、上昇は見られない。

近年はやや増加がみられるが、これはまやかしだ。以前示した通り、GDP自体近年も上昇していないで、横ばいだ。

資料: グラフで見る! 日本のGDPと人口の推移 GDP(自国通貨名目)の推移 年ベース 【出所】国連 National Accounts DB (gdfreak.com)

こちらも以前示したが、人口は2004年からずっと減っている。

つまり、近年の一人当たりGDPのちょっとした上昇は、労働人口での付加価値を作り出す力自体は変わっておらず、生まれる赤ちゃんの数より、労働に従事していない高齢者の方が天国にいってしまう数の方が大きくなっているという事だ。事実、2021年、生まれた子どもは84万人余りで過去最少を更新したことが厚生労働省のまとめで分かった。NHKが報じたところ、厚生労働省によると、2021年1年間に生まれた子どもの人数「出生数」は速報値で84万2897人でした。2020年より2万9786人、率にして3.4%減少し、明治32年に統計を取り始めて以降、最も少なくなっている。出生数が減少するのは6年連続だ。

一方、去年1年間に死亡した人は145万2289人で、おととしより6万7745人増えて戦後最多となった。

去年の出生数 過去最少の84万人余 死亡数は戦後最多に | NHK
【NHK】去年、生まれた子どもは84万人余りで過去最少を更新したことが厚生労働省のまとめで分かりました。

日本はGDPの総額なら世界3位だが、一人当たりGDPでは全く上位ではない。IMFによると、2022年は日本の一人当たりGDPは33,000USドルで31位だ。

資料: https://www.globalnote.jp/post-1339.html

因みに1位はルクセンブルクで一人当たりGDPは、127,580USドルだ。日本の約4倍である。2位はノルウェーで3位はアイルランドで、北欧が目立つ。アジアNo1は6位のシンガポールだ。世界最大GDPを誇るアメリカは7位で、シンガポールより低い。

資料: https://www.globalnote.jp/post-1339.html

一人当たりGDPが高い国はどういう事をやってきたのか。日本との違いは何か。今後、これも調べてみたい。



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