以下の動画を見ました。復習します。
イスラエルが50年ぶりに戦争宣言を行った。この戦争は政治と宗教が複雑に絡みあっている。
パレスチナのガザ地区では塀に囲まれている狭いエリアだ。種子島位の大きさの場所に200万人が住んでいる。通称、天井のない監獄と言われている。ここはイスラム原理主義のハマスが実効支配している。
このハマスが一気に越境攻撃をイスラエルにしかけた。イスラエル人を130人、人質にとった。
イスラエルはすぐに反撃した。1973年の第四次中東戦争以来、ネタニエフイスラエル首相は戦争状態と言っている。
それぞれの後ろ盾がいる。イスラエルのバックにはアメリカがついている。ハマスのバックにはレバノンのヒズボラというイスラム過激派がついている。ハマスの後ろにはヒズボラだけでなくイランもついている。
宗教の歴史を振り返る。まずユダヤ教が出来た。これは唯一神の宗教だ。ユダヤ人が救われるとされている。その後、キリスト教はユダヤ人以外の人達も救われると説いた。更にその後、イスラム教ができた。
この三つの宗教の聖地とされているのが、エルサレムだ。聖地が共有されているので、もめごとは起きやすい。
もともとこの地はユダヤの王国があった。その後、ローマ帝国にユダヤ王国は攻め込まれ、ユダヤ人は国を失い、世界中に散らばった。
ユダヤ人は逆境に負けなかった。キリスト教では卑しいとされている金融業を営む事で、ユダヤ人は富を気づいた。
ユダヤ人がユダヤ王国から離散した後、アラブ人=パレスチナ人が定住した。2000年間住んでいる。この間、ユダヤ人は自国を失ったが、金融業で富を築き、世界中で影響力を持つようになった。具体的には政治家等、権力者の後ろ盾になっていった。
19世紀にシオニズム運動が起き、ユダヤ人はかつての自国があった地に帰ろうという機運が高まった。ここでイギリスが介入してくる。イギリスはユダヤ人にはユダヤ国を作る事に賛成した。一方で、アラブ人に対しては、当時対立していたオスマン帝国を攻撃したら、独立時にサポートすると約束した。更に、フランスには争わずに、イギリスとフランスでこの土地を折半しようと言っている。いわゆるイギリスの三枚舌外交である。
その後、第二次世界大戦がはじまり、ユダヤ人はヒトラーにより迫害された。そんなユダヤ人たちはアメリカで経済的に成功した。アメリカで力をつけたユダヤ人はアメリカで影響力を持つ。ここでアメリカを通じて、国連に働き替え、パレスチナ人が住んでいる場所を分割して、半分をユダヤ人にあげようと国連に決議させた。
アラブ人は当然反発する。1948年にイスラエルとパレスチナが争う第一次中東戦争が起きる。これは第四次中東戦争に繋がる。イスラエルが全ての戦争で勝利して、半分どころかどんどん領土を広げた。結果、パレスチナはヨルダン川西岸地区とガザ地区のとても狭いエリアに縮小させられた。
ヨルダン川西岸は、どちらかというと、イスラエルと協調した人が多い。逆にガザ地区はイスラエルを許さないという態度の人が多い。
アメリカはこの間、イスラエルを指示してきた。ユダヤ人を敵に回したら大統領になれないと言われている位、ユダヤ人がアメリカの政治家に大きな影響力を持っている。アメリカの政治家はユダヤ人の経済力に頼っているのである。
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