【イスラエル・ガザ地上侵攻へ①】ガザ地区への地上侵攻とは何を意味しているのか?各国の動きはどうなる?の復習

地政学

以下の動画を見ました。是非、復習していってください。

地上侵攻がなぜ必要なのか?地下トンネルを攻撃したいからである。ガザには地下トンネルがあり、ここにハマスがおり、武器もあるという。人質も地下にいると想定されている。空爆では地下を攻撃する事が不可能なのだ。

死者の数はもっと増える可能性がある。10/16時点で4,000人の死者が出ているが、地上侵攻が発生したら、十倍の40万人の死者が出ると言われている。ハマス側の戦闘員はTシャツ一枚で戦いに参加しているものもいる。つまり、軍人なのか民間人なのか区別がつかない。イスラエルは民間人に見える人も攻撃対象とせざるを得ない。これにより死者が激増するのだ。

イスラエルは避難勧告を出している。ガザ地区の北部を攻撃するので、南部へ逃げるよう勧告している。しかし避難ルートが確立されておらず、また生活インフラが機能していない南に短期間に移動するのは難しい。WHOはこの勧告自体が不可能だとして勧告の撤回を要求している。

南に人が集まったとしてもそこからの逃げ道はない。南からエジプトに抜ける事はエジプトが拒否している。

イスラエルとしてはもともと自分達の地の半分を返してもらっただけと思っている。パレスチナは、2000年自分達が住んできた土地が奪われると思っている。絶対的な正義など無いという事だ。

イスラエルとしては、国際的批判を受けすぎるのは避けたい。民間人の為の人道支援は行うと言っている。つまり、地上戦への準備万端だが、政治的に攻撃のタイミングを伺っている。

アメリカは何をやっているのか。上陸の準備を行っている。まだ上陸はしていないが、いつでも上陸出来る状態にして、ハマスを牽制しながら、そのバックにいるかもしれないイランも牽制している。

また、イスラエルに対して少し自制を要求している。バイデン大統領はネタニエフ首相を訪問して、少しやりすぎだと諫めている。要はアメリカとしては、このまま行くとこまで行ってしまい、自分達が戦争に直接参加する事は避けたいのだろう。理由は前回纏めた通り、アメリカは世界の警察はやめて、対中国に集中したいからだ。

バイデンの個人的利益も裏目に出た。2024年の大統領選に出馬する時、中東安定を実現したという実績が欲しく、イスラエルとサウジアラビアの国交正常化を仲介した。これがハマスを刺激して、今回の戦争の発端になったとも言われている。

アメリカはとても難易度の高い外交を行っている。

ここでとんでも無い事が起きた。ガザ地区の病院が爆破されたのだ。イスラエルはハマスの誤射と言っている。もちろん、ハマスはイスラエルが攻撃だと主張する。人道的配慮が足りないと批判されているイスラエルは絶対にこれを認めないだろう。

続きはまた次回の記事で。




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